日本橋の現代住宅、粘土と石のエントランス

Nihonbashi Residence

Custom Projects

都心に、土の邸宅を編む

高密度な都市の一区画に建つこの邸宅では、道路からの視線を穏やかに遮りながらも閉じすぎない、土の量塊による「迎え入れ」を設計しました。都市の喧騒の中に、静けさの結界を築いています。

Project Facts

プロジェクト概要

  • 所在地 — Tokyo, Nihonbashi
  • 建物種別 — Private Residence
  • 竣工 — 2025
  • 主素材 — 手焼きテラコッタ、石
手作りの陶製エントランスパネル
Arrival

密集した都市に、静かな到着を

敷地は隣家と近接し、道路からの視線も多い都心の一角です。私たちは、ヴォールト状に湾曲する粘土の壁で通りとの境界を緩やかに編み直し、訪れる人がふと歩を緩めるような「到着の間」を設けました。

現代的なガラスとコンクリートの立面に対し、手焼きの土塊が柔らかな陰影を落とすことで、硬質な都市景観の中に一呼吸の静けさが生まれています。

粘土建築のファサードディテール
Material Detail

光の時間を映す、手仕上げの外壁

ファサードを構成するテラコッタパネルは、一枚ずつ職人の手で成形・仕上げされています。表面に残るわずかな凹凸が、朝から夕方まで移ろう街の光を受け止め、時間帯ごとに異なる表情を見せます。

量産では得られないこの微細な揺らぎこそが、この邸宅に「経年変化を味方にする」という設計思想を宿しています。

Reflection

土地の記憶に、新しい表情を

日本橋の邸宅は、都市の利便性と土の温度を両立させる試みです。竣工後も苔生し、色を深めながら、これからも住まい手とともに変化を続けていきます。

夜に照らされた洗練された粘土建築の外観
Begin a Project

あなたの敷地にも、土の物語を