木材を用いた洗練された日本の門構え

Kamakura Garden Gate

Custom Projects

庭を支配せず、庭に応える門

鎌倉の邸宅には、百年を超える松を中心とした庭園がすでに存在していました。私たちの役割は新しい主役を作ることではなく、既存の庭の時間に静かに寄り添う門を designすることでした。

Project Facts

プロジェクト概要

  • 所在地 — Kanagawa, Kamakura
  • 建物種別 — Garden Gate & Boundary Wall
  • 竣工 — 2025
  • 主素材 — 木材、左官仕上げの粘土壁
石を配した静謐な粘土の庭園塀
Framing the Garden

庭を支配しない、控えめな結界

百年を超える松の姿を損なわぬよう、門と塀の高さ・奥行きは慎重に検討を重ねました。土壁は庭の緑と呼応する落ち着いた色に焼き上げ、門は庭を「見せる」ための額縁として機能するよう設計しています。

訪れる人の視線は、まず門越しの松へと導かれ、そのあとにようやく建築そのものへと向かいます。

手作りのテラコッタ粘土の質感
Artisan Collaboration

左官職人と木工職人が紡ぐ、地域の手仕事

このプロジェクトでは、地元・鎌倉で長年活動する左官職人と木工職人との協働が要となりました。土壁の鏝跡や木材の木目は、いずれも一人ひとりの手が生み出した固有の表情です。

設計図面はあくまで出発点にすぎず、現場での対話を重ねながら、素材が本来持つ性質を活かすかたちへと仕上げていきました。

Reflection

庭とともに、これからも表情を変えて

鎌倉の庭園門は、竣工がゴールではなく始まりです。四季の光と苔むす時間の中で、松と門はこれからも共に佇まいを深めていきます。

夜に照らされた洗練された粘土建築の外観
Begin a Project

あなたの庭にも、木と土の門を