ミニマルな粘土ヴォールトの内部空間

Kyoto Tea House Vault

Custom Projects

小さな空間に、静けさを凝縮する

茶室という限られた面積の中でこそ、素材と光の扱いが空間の質を決定づけます。私たちは粘土のヴォールト天井によって、外の世界から切り離された静謐な時間を作り出すことを目指しました。

Project Facts

プロジェクト概要

  • 所在地 — Kyoto
  • 建物種別 — Tea House
  • 竣工 — 2026
  • 主素材 — 手成形の粘土ヴォールト、和紙
粘土ヴォールト天井の内観
Acoustics of Stillness

曲面の天井が、音と光を静める

ヴォールト状に湾曲する天井は、構造としての強さだけでなく、音の反響を穏やかに拡散させる役割も担っています。茶室に差し込む光は曲面を伝いながら和らぎ、湯の沸く音までもが際立つほどの静けさが生まれます。

手成形ゆえの微細な凹凸は、機械成形では得られない柔らかな陰影を天井いっぱいに広げています。

粘土のヴォールト構造による廊下内観
The Path to Stillness

庭から茶室へ、露地を継ぐ回廊

庭から茶室へと至る短い通路は、伝統的な露地(ろじ)——茶室に向かう庭の小径——の精神を、現代のヴォールト構造で受け継いだものです。低く抑えた天井が徐々に視界を絞り込み、来訪者の意識を静かに茶室へと導きます。

一歩ごとに外界の音が遠のき、茶室の扉をくぐる頃には、心もすでに静まっています。

Reflection

小さな建築に宿る、大きな静けさ

京都の茶室ヴォールトは、規模の小ささが制約ではなく豊かさになり得ることを示すプロジェクトです。土と和紙が織りなす光と静寂は、これからも茶の時間とともに深まっていきます。

夜に照らされた洗練された粘土建築の外観
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あなたの敷地にも、静けさの建築を